JASMについて
「Japan Advanced Semiconductor Manufacturing株式会社」(JASM)は、専業ファウンドリビジネスモデルの先駆者であるTaiwan Semiconductor Manufacturing Company Limited(TSMC)が過半数を出資し、熊本県に設立した子会社です。TSMCにとって日本初となる工場で、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社、株式会社デンソー、トヨタ自動車株式会社が少数株主として参画します。半導体に対する世界的に旺盛な需要に対応することを目的に、JASM両工場合計の月間生産能力は100,000枚(300㎜ウェーハ換算)以上となる見込みで、自動車、産業、民生、ハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)用途向けに40nm、22/28nm、12/16nm、6/7nmプロセス技術による製造を担う予定です。
JASMは、最高水準のスペシャリティ半導体技術を提供することで、日本のイメージセンサー、自動車、その他の産業分野でのイノベーションを促進し、日本経済の活性化に貢献します。
社長メッセージ
「Japan Advanced Semiconductor Manufacturing株式会社」(JASM)は2021年に日本で設立された半導体委託製造サービスを従事する会社です。TSMCが過半数を出資し、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社、株式会社デンソー、トヨタ自動車株式会社が少数株主として参画しています。JASMは、日本の半導体産業にとって大きな基盤となる重要な進展であり、日本経済にも貢献するプロジェクトだと確信しています。
半導体は、皆さんの生活に欠かせない存在です。スマートフォンやカメラ、自動車、電動歯ブラシに至るまで、あらゆる製品に半導体チップが搭載されています。TSMCは世界初の半導体専業ファウンドリとして業界をリードし、多くのグローバルパートナーとともに歩んできました。
JASMは、日本における多くのパートナーと提携し、イノベーションを統合し促進することで、日本の成長に欠かせない存在となることを目指します。そのために、皆さんにもこの成長の一翼を担ってもらいたいと願っています。JASMは第一工場と第二工場を合わせ、合計で約3,400名の雇用を予定しています。対象職種は、プロセスインテグレーション、デバイス、ユニットプロセス、設備、ファシリティ、IT、品質、資材と多岐にわたります。
JASMは、新しい変化をもたらしながら働くことに興味のある人材を募集しています。私たちは自らを、世界中の設計者やエンジニアの夢を実現し、イノベーションを起こす強力なサポートをする存在だと考えています。熊本に新しい工場をオープンすることで、日本の半導体産業の未来に、より一層の期待を寄せています。ぜひ私たちと一緒に新しい世界を作っていきましょう。
Japan Advanced Semiconductor Manufacturing 株式会社
取締役社長 堀田 祐一
熊本から日本の
半導体エコシステムを推進
日本は世界の半導体エコシステムにおける重要な役割を担っており、TSMCは長年にわたり日本の半導体業界と緊密な協力関係を築いてきました。JASMは、TSMCが日本政府を含む日本の多くの関係者と協力して歩んできた道のりの重要なマイルストーンです。
JASMが熊本に拠点を置くことで、日本のお客様により近い存在となり、自動車から家電まで、日本を代表する企業や産業の支援に貢献してまいります。また、第一工場は2030年までに間接材の現地調達率60%を目指しており、日本における半導体エコシステムの構築を推進してまいります。
熊本は九州の中心にあり、豊かな技術遺産を持っています。この地域は、シリコンバレーに先駆けて、1990年代まで世界的な半導体の拠点としてその地位を確立していました。
九州には現在、日本の半導体企業の3分の1以上が集まっており、自動車部品メーカーも多く存在します。世界的な半導体需要の高まりに対応することで、九州、そして日本が世界有数の半導体生産地として発展することに寄与していきます。
熊本での生活
熊本は、過去と現在が融合した魅力的な街です。日本三名城のひとつを有し、偉大な小説家、夏目漱石ともゆかりが深い熊本は、豊かな文化遺産を持つ一方で、テクノロジーの中心地でもあります。
東京まで飛行機で約1時間半という近距離に位置し、人口約173万人の熊本県は、都市の文化や利便性と歴史や自然の美しさを兼ね備えています。サイクリングに適している阿蘇くじゅう国立公園や雲仙天草国立公園、数々の温泉にも車で簡単にアクセスできます。新幹線を使えば、鹿児島や福岡などの主要都市まで約50分、京都まで約3.5時間で到着します。
このように活気のある熊本に進出する企業はTSMCだけではありません。ファブが設置される菊池郡には、多くのIT企業が立地しています。新しいオフィスや工場が生まれると共に、新しい生活環境も生まれています。菊陽町の人口増加率は全国でもトップクラスとなっていますが、住居費は都心と比較して安く、子育て支援も充実しています。 熊本市中心部からは、JR豊肥本線で約30分となっています。
もともとの住みやすさに加え、これからのハイテク産業の拠点となるべく変化を続けており、さらに熊本への移住者は増え続けています。
※対象となる方に転居サポートがあります。