TSMCを知る

TSMCについてより詳しく知る

TSMCは、半導体業界初の専業受託製造会社(専業ファウンドリ)です。TSMCは、一般消費者に自社製品やサービスを直接売ることはありません。そうした製品やサービスを実現するための半導体チップを、TSMCのお客様である半導体メーカーや自社工場を持たないファブレスメーカーのために作っています。言い換えれば、世界のビジネスリーダーが描く、大きな技術革新を実現するためのサポートを行っています。

TSMCは、半導体ファウンドリ
ビジネスモデルの先駆者です。

1987年、創業者のモリス・チャンは、半導体製造工場(ファブ)の建設に必要な設備投資の増大が、イノベーションを阻害していることに着目しました。そこで、チップの設計・販売と製造を切り離し、それぞれを専業にすること(水平分業化)で、それらの企業と半導体産業の両方を発展させることができると考えたのです。

現在TSMCは、創業当時からTSMCに信頼を寄せている数多くの顧客企業とともに、「Fortune Global 500」に名を連ねています。2024年の売上高は900.8億米ドルとなり、DRAMやフラッシュ等のメモリを除くと世界の半導体の1/4以上が TSMCの工場で作られています。そして更に先進的なチップを作る企業はより、TSMCに期待を寄せています。

TSMCのファブが、世界で最も先進的であることは言うまでもありません。こうしたファブの運用には、高い技術力とイノベーションの追求にやりがいを見出せるエンジニアが求められています。

熊本の新工場「Japan Advanced Semiconductor Manufacturing 株式会社」(JASM)では、新卒及びキャリア採用を行っています。JASMへの就職は、TSMCの日本で初めてのファウンドリの立ち上げという歴史に関わり、日本の半導体産業の活性化に貢献することを意味します。

TSMCの海外拠点

TSMCは台湾の新竹市に本社を置き、台湾、米国、中国とシンガポールにおいてファブオペレーションに投資を行い、日本、北米、欧州、中国、韓国にオフィスを設置しています。全世界で8万人以上のスタッフを雇用しています。

TSMCと未来を切り拓く

「Japan Advanced Semiconductor Manufacturing株式会社」(JASM)の第一工場では、12/16nm と22/28nmプロセス技術を提供します。少し歴史を振り返ってみましょう。2011年、TSMCは28nmの汎用ロジックプロセス技術を提供する世界初のファウンドリとなりました。現在TSMCは、世界で最も包括的なプロセスポートフォリオを提供し、あらゆる産業分野の企業が、高性能で効率的な環境に優しい製品を製造できるよう支援しています。

具体的には、CPUやGPU、高速ネットワークチップ、スマートフォン向けのアプリケーション・プロセッサ、タブレット端末、ホームエンターテインメント、家電やIoTに至るまで、当社の 28nm プロセス技術は、さまざまな用途で使用されています。

TSMCの22nmテクノロジーは、この業界をリードする28nmプラットフォーム上に構築されています。28nm高性能コンピューティング(HPC)や22nm超低消費電力(22ULP)、22nm超低リーク電流(22ULL)プロセスを提供し、更なる性能向上と消費電力の削減を実現します。例えば、22ULPプロセスは、画像処理、デジタルTV、スマートフォンなどのアプリケーション向けに、28HPCプロセスより30%高速、かつ30%の低消費電力を実現しています。

TSMCは、2013年にファウンドリ業界初となる16nm FinFET (Fin Field Effect Transistor)プロセスの初期量産を開始し、2017年には自動車産業の顧客用途向けに16FF+技術による生産を開始しました。TSMCの12/16nmプロセスは、業界で提供されている14/16nm技術において最高の性能を提供し、次世代のハイエンド・モバイル・コンピューティングやネットワーク通信、民生および車載向けアプリケーションに、優れた性能と消費電力の優位性を提供します。

お客様のニーズは、プロセス技術から製品用途へ移行しています。このような背景から、当社は、モバイル、高性能コンピューティング(HPC)、IoT、車載の4つの領域に向けて、ロジックプロセス技術、スペシャリティ技術、IP、パッケージング・テスト技術の最適な組み合わせを実現する、4つの技術プラットフォームを提供しています。

また、研究開発にも積極的な投資を続けています。茨城県つくば市には、最先端の半導体パッケージングとテストを将来的に行う3DIC研究開発センターを設立しています。3次元・高密度実装は半導体産業の将来にとって非常に重要であり、この施設によって日本は国際的な開発の最前線に立つことになるでしょう。

世界的には、将来のTSMCの技術基盤の基礎となる 、2nm 以下のプロセス技術や3Dトランジスタ、Low-R(低抵抗)インターコネクトなどに研究開発の重点を置いています。5GやスマートIoTへの採用に向けたRF(高周波)や3Dインテリジェントセンサーなどの技術にも注力しています。2017年に設立したコーポレートリサーチ部門では、新規の半導体材料や、プロセス、デバイス、ナノワイヤ、メモリなど、次世代向けソリューションの研究開発に注力しています。

また、ムーアの法則を拡張し、より高性能で、電力効率とコスト効率に優れたプロセスの開発を目標とし、他の産業や学術研究機関と協力しています。