1987年の設立以来、TSMCは、コアビジネスであるICファウンドリーサービスにおいて最高の成果を上げることに努めるだけでなく、従業員、株主/投資家、顧客、サプライヤー/請負業者、政府/業界団体、および社会を含むすべてのステークホルダーと積極的に良好な関係を構築し、環境方針および環境影響に対する認識、責任、取り組みを強化することで、持続可能な未来を共に追求し、企業市民としての責任を果たす。

ビジョン

持続可能な社会を促進し、環境マネジメントや、資源保全において世界トップクラスの企業を目指す。

ミッション
  • 環境マネジメントシステムを確立し、事業活動のライフサイクル全体を通じて環境影響を低減するための目的と目標を策定する。また、グリーンファブ、グリーンマニュファクチュアリング、グリーンサプライチェーンを促進し、環境上のリスクを管理することでネットゼロ・エミッションの実現を目指す。
  • エネルギー、水、天然資源の利用効率を最大限まで向上させ、廃棄物の削減や汚染防止に積極的に取り組むことで、生物多様性の保全を目指す。
  • 研究開発、原材料、輸送・物流、生産、包装、製品・サービスなど、製品のライフサイクルにおける環境への影響を低減するために、ステークホルダーとコミュニケーションをとり、連携する。
行動指針
  • 環境保全や、エネルギー資源の効率と消費に関連する国内外の法令や基準を遵守する。または、それを上回る基準を設定し遵守する。
  • 世界的な気候変動の動向を把握し、環境保全に関するリスクと機会の評価を通じて、効果的に省エネルギーと水資源の保全、および廃棄物の削減にリソースを投じる。
  • ステークホルダーと積極的にコミュニケーションをとり、連携し、環境に配慮した取り組みを実施するよう、顧客やサプライヤー/請負業者と交渉することで、環境パフォーマンスを継続的に改善する。また、設計・製造から製品・サービスに至るまで、半導体産業におけるグリーンサプライチェーンを共同で確立する。
  • 全従業員、子会社、関連会社、サプライヤー/請負業者に対し、環境に関する教育訓練を実施し、すべての事業活動から生じる環境影響への理解を促進することで、バリューチェーン・パートナーの環境に対する意識と責任を向上させる。
  • 環境に関する知識と経験を社外と共有し、ビジネスパートナー、産官学、および社会全体との連携を通じて、環境保全と気候変動の深刻な課題の解決に取り組む。

この方針は、チェアマンによって署名される。取締役会は、最高レベルの企業統治組織として、環境保全に関する目標達成およびパフォーマンス向上の実施を指導・監督し、Corporate-ESHは、この方針の全体的な推進に責任を負う。この方針は、TSMCおよびその子会社、関連会社、事業拠点、サプライヤー/請負業者、およびバリューチェーンのビジネスパートナーなどによる研究開発、製造、製品・サービス、輸送・物流、廃棄物管理、合併または買収前のデューデリジェンスなどの業務に適用される。

 

Chairman
 
C.C. Wei
Chairman and CEO
June, 2024