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我々のビジョンは、ファブレス企業やIDM(垂直統合型デバイスメーカー)に最先端技術と十分な製造能力、そしてファンドリーサービスを提供し、顧客とのパートナーシップにより、半導体業界において強力な競争力を築き上げることです。

この様なビジョンの実現のために、TSMCは、以下のすべての強みを三位一体のものとして兼ね備えていなければならないと考えています。

  1. 最大手IDMと肩を並べる、テクノロジーのリーダーであり;
  2. 製造メーカーのリーダーであり;
  3. また、最も評価が高く、サービス重視で最大限の利益を生みだすシリコンファンドリーである。

TSMCのコア・バリュー(基本的価値観)

  • 常に誠実であること (Integrity)

    この理念は、最も基本的かつ重要な価値観です。我々は、真実のみを語ります。その成し遂げた実績のみが、我々の企業価値の証であると信じ、決してなし得ない事を誇張しません。安易なコミットメントはせず、しかし、一度コミットメントしたものに対しては、それを貫徹するよう最後まで努力します。市場において社会理念に基づき競争し、他社を誹謗中傷することなく、他社の知的財産を尊重します。協力会社に対しては、客観的で、首尾一貫した、公平な態度を堅持します。TSMCでは、いかなる不道徳な行いや政治活動や社内における政治的活動も容認しません。新規雇用の際には、候補者の資質と人格を重んじ、縁故による採用はしません。

  • コミットメント (Commitment)

    TSMCは、顧客、協力会社、社員、株主そして社会の繁栄を約束します。すべての株主や顧客は、TSMCの成功を援助しており、TSMCは、株主や顧客に最高の利益を提供することに専念することで、全ての株主や顧客が、互いにコミットメントを共有することを願っています。

  • イノベーション (Innovation)

    イノベーションは、TSMCの成長の源であり、戦略立案、マーケティング及びマネージメントから技術及び製造に至る、TSMCの事業におけるあらゆる面を支えています。TSMCでは、イノベーションとは、新しい発案という意味に止まらず、発案を実際に実行するという意味なのです。

  • 顧客の信頼 (Customer Trust)

    TSMCでは、顧客第一主義を念頭におきます。顧客の成功は我々の成功であり、 顧客の競争力は、我々の競争力と考えます。長期的な顧客の成功の一環として、TSMCを信頼し、頼りにする顧客と、緊密で永続的な関係を築くことに尽力します。

経営理念

  1. 常に誠実であること

    誠実とは、

    • 真実のみを語ることである
    • 実際に成し得た事実のみが、我々の企業価値の証であり、決してなし得ない事を誇張したりしないことである。
    • 安易なコミットメントは決してせず、しかし、一度コミットメントしたものに対しては、それを貫徹するよう最後まで努力することである。
    • 市場において社会理念に基づき競争をし、他社を誹謗中傷することなく、他社の知的財産を尊重することである。
    • 協力会社に対しては、客観的で、首尾一貫した、公平な態度を堅持することである。
    • TSMCは、いかなる不道徳な行いや政治活動、又、社内おける政治的活動は容認しない。新規雇用の際には、候補者の資質と人格を重んじ、縁故による採用はしない。
  2. 核となるビジネスへの注力

    我々はコアビジネスである「ICファンドリー」に注力し、それを本業とし、それ以外のビジネスを追求するような事はしない。

  3. 国際化を目指す

    我々は 半導体ビジネスには国境がなく、世界中いたるところで競争があり、又ビジネスチャンスがあることを認識し、常に世界市場に眼を向け、経営のグローバル化を目指す。

  4. 長期展望と戦略の重要性の認識

    企業の継続した成功を収めるには、マラソン走者の様であって成立するものであって、決して短距離走者の様な短時間内での成就を目指すものではない、つまり「人は遠きを慮らねば、必ず近きに憂いが生じる」の諺を深く信じている。それ故に長期的な経営方針に基づいた戦略を立案、実行することが重要であり、 それが最善の危機管理につながるという認識を持つことが必要である。

  5. 顧客はパートナーである。

    TSMCは創立以来顧客をパートナーと認識し、競合することを目的としない。この方針は今日の成功の鍵であり、今後の更なる成長において極めて重要である。 TSMCでは顧客第一であり、顧客の成功は我々の成功、顧客の競争力の向上が我々の持つ価値であると認識する。

  6. 業務全般において常に質の向上を目指す

    TSMCの全ての社員は、常に高品質の業務を維持する責任がある。これを達成するために各個人は、仕事の評価・改善を継続的に行い、業務の質向上に努めなくてはならない。我々の最大の目標である顧客満足を獲得・維持することを忘れてはならない。

  7. たゆまぬ改革を怠らない

    全ての業務において、改革は成長の源泉である。これは我々のビジネスの中核であり、戦略的立案から技術・生産を管理する中で極めて重要な部分である。

  8. 活力のある有意義な労働環境を追求する

    TSMCの多くの社員にとって、チャレンジできる場があり、かつ活気のある職場環境下にいることは金銭的な報酬よりも大事な事である。会社が追い求めるものを共有できうる人材を集め、維持するためにTSMCは職場環境の向上に努める。

  9. 風通しの良い組織体系を維持する

    TSMCは立場、組織にとらわれない開かれた職場環境作りを推進する。社員は互いを尊重し、誠実に向き合わなければならない。各社員は活発で建設的な意見を出せる開かれた環境の組織を目指す。マネジメントによる最終決定された後は、目指すべき目標に向け社員全員が協力しなければならない。

  10. 従業員と株主を大切にし、社会に対する模範企業を目指す

    社員と株主は双方共にTSMCの重要な構成要因である。我々の目標は、社員に十分な報酬と利益をもたらすことであり、業界の平均以上の投資還元利益を株主にもたらすことである。我々は模範企業として社会に貢献し、利益を還元しなければならない。